マック「セーブですわね?」
テイオー「うん」
マック「テイオーは「マスク」という映画をご存じで?」
テイオー「知らない。題名からホラーっぽいけど?」
マック「とんでもない。冴えない銀行員が超パワーの仮面を拾ったことによる巻き起こるドタバタコメディ映画ですわ。まだ新人であった頃のジム・キャリーとキャメロン・ディアスを一躍トップスターにのし上げた映画といっても過言ではありません」
テイオー「へー」
マック「全編を通して描かれるスピード感あふれる展開、当時のCGを駆使したカートゥーン調の表現、ミュージカル映画と思わせるダンスとBGM。90年代のコメディ映画を挙げろと言われれば十指に入る傑作ですわ」
テイオー「えー、でもギャグなんでしょ? もっとこうアクション!! みたいなカッコよさはないの?」
マック「確かに武器や武道を使った大立ち回りを望まれるのであれば、御期待には添えられませんわ。けれども、この映画の立ち回りにそれは望まれていません。大騒ぎしつつ敵を巻き込む、そういう展開ですわ」
テイオー「アクションシーン無いなんて見てて楽しいの? それ」
マック「そうですわね。百聞は一見に如かずと申します。まず見ましょう。そしてライブの参考にしましょう」
テイオー「参考? 人間のダンスだよ? 参考になるの?」
マック「スタンリーを演じるジム・キャリーのダンスを見ればそのような事は言えなくなりますわ。彼の大立ち回りと軽快なBGMを是非とも堪能してくださいまし。因みにこの映画を視聴済みの人間に「Hey Pachuco!」を聞かせると、漏れなくノリ出しますわ」