291 : キミ   2026/03/20 02:53:54 ID:U4z5GvyMh6

>>290
「・・・あれは半年くらい前の話かな、君がこのトレーナー室で眠ってしまった事があったろ?」
そう言われて記憶を洗い出す、そういえばそんなこともあった気がする。
「実は、あの日寝ぼけた君に、キスされてたんだ・・・ 未来の旦那さんとする夢だったみたいで・・・」

そういえばそんなこともあったきがする・・・
記憶力の良い方である事は長所でもあるが、こういう時に恥ずかしい記憶も鮮明に思い出せてしまうのが困りものだ・・・
その時は、頬にキスをされたとトレーナーさんは言っていた気がするけれど、やっぱり口にしていたという事らしい・・・
また顔が熱くなってきた・・・

寝ぼけた勢いとはいえ、そんな大胆で恥ずかしい事をしていただなんて、過去の自分を憎んだ。
「えっと、大丈夫?ヴィルシーナ?」
トレーナーさんが心配してくれている、彼の声で少しだけ冷静さを取り戻せた。
そうすると今度は新たな疑問点が沸いてきた・・・

「(今日初めてだと思ってたキスは、2回目って事になるのよね・・・?ということは・・・)」
私の人生、何かと『2』が関わってくる、2着、2番目、2回目・・・
今回のファーストキスだったはずの口づけも、過去の自分のせいで2番目の2回目にしてしまったということになる。

それがどうしても悔しくてたまらない、ではどうすればいいか?
「ヴィルシーナ、本当にだいじょうぶっ・・・!?
熱っぽい頭で出した答えは、『上書きする事』であった。

「べ、別にこの先何度もキスさせて貰いますから!回数なんて全然気にしてませんからね!!」