>>284
ひとしきり撫でられて満足したのか、ヴィルシーナは上体を起こした。
そしてテーブルに置いてあった紙袋の中からある物を取り出した。
「それじゃあ○○さん、今度は貴方の番!」
手に持っていたのは猫耳のカチューシャと、腰に巻くベルトタイプの尻尾だった。
「・・・え?俺も?」
「ねぇ~?おねが~い?」
猫の姿で上目遣いのおねだり、これで落ちない男はいないだろう。
「もう、しょうがないにゃあ~、特別だニャン。」
カレシは手早く装着した、偶然にも黒色の服を着ており、さながら黒猫風だ。
「や~ん!ツンデレ猫さんだ~。」
カノジョはカレシの顔に抱き着き思いっきり顔を撫で始めた。
ゴシゴシ撫でられる感覚と、抱き着かれている温かさが心地良い。
「はいアナタ、カリカリよ~、あ~ん。」「はーい、なでなでしますね~。」「ん~、作り物の尻尾だと、尻尾ハグはできないわね・・・ 残念・・・」「あぁん、もう・・・ ペロペロしちゃだめ~、くすぐったいわよ~。」
彼女が満足するまで、ヴィルトレはオス猫になりきったのであった。