255 : トレ公   2026/03/11 20:59:22 ID:Le4nSocSFs

禁酒されたここまでが一ヶ月前の話
そして一ヶ月後の現在

「……………」

ヴィルシーナは夫がまだ帰宅時間でないことを確認し
一つの容器を開ける

「ちょこっとだけ…一杯だけ…」

言い訳しながら眺めるそれは、スピリタスの梅酒
アルコール度数98%のスピリタスで漬けた梅酒は一ヶ月ほどで漬かるそうだが
再検査で、見事合格が出た記念に飲もうとしているのだ

「いただきまー「シーナ?」

飲もうとした瞬間、優しい優しい声色が聞こえ、ヴィルシーナはまるで、壊れた機械のようにギギギと後ろを向く

「シーナ?なんで梅酒飲もうとしてるのかな?」

そこには笑顔だが、恐ろしい顔の旦那様が立っていた

「あ…あなた早かったのね…」

「うん、仕事が早く片付いたし、ご褒美にケーキ買ってきてあげたんだけど…」

どうやらヴィルシーナのだいすきなケーキを買ってきてくれたようだが

「約束破っちゃうような悪い子にはあげれないな」

そして冷蔵庫にケーキをしまい

「シーナ」

「ひゃいっ!」

「禁酒一ヶ月延長な」

「そんなぁ〜…」

「ただし、この梅酒は開けちゃったし飲んでしまおうね」

「やった〜♪」

そして数分後

「んくんく…一ヶ月ぶりのおしゃけ〜♪おいしい〜♪」

「しっかり味わっておきなよ?また来月まで飲めないんだから」

「ふぁ〜い…♪」