【(ウマ娘のその後)バレンタインのお返しを報告する一家】>>173 の一家をお借りします。
「ママ~!」「母様!母様!」
二人の小さなウマ娘が近寄ってくる、どちらも私達の大切な宝物だ。
「見て!パパからのお返し!」
先月、みんなで彼に贈ったバレンタインチョコのお返しを嬉しそうに見せてくる、その笑顔が本当に可愛らしい。けれど嫉妬はしない。
「あの、母様はまだ貰ってないのでしょうか・・・?」
レヴィテトがおずおずと聞いてきた、今はお風呂場に行ってしまった彼から貰ってない所を見たせいだろう。
「ふふっ、ママはね、もう貰ってるのよ?朝一番に、誰よりも早く、ね?」
「えぇ!?朝一番に、ですか!?」「えーっ!?ずるーい!!」
自分の宝物とはいえ、この1番は譲らない、勝負をするなら常に全力で挑むのが私達の教育だ。
とはいえ、このままではただのイジワルで終わってしまう、それは母親としてはよろしくない。二人に近寄り、視線を合わせて話し始める。
「レヴィ?ディーヴァ?いい?二人とも自分達のチョコレートをよく見て?」
レヴィテトには羽の形をしたアイシングクッキー、ディヴァインには小さなカップケーキ。そしてどちらにも名前入りのメッセージクッキー。
「それはパパがあなた達を想って作った世界に一つだけの贈り物なのよ、全部大事な家族に対して作った大切な気持ちなのよ?だからね、そこに1番もズルいも無いの、大きいも小さいもないの。」
今までのバレンタインを思い出しながら、私は続けて言う。
「素敵な贈り物をする時は相手が笑顔になってくれるように考えるものよ?だからあなた達が貰った時に嫌な顔をしていたら、贈った相手はどんな気持ちになるかしら?」
「・・・いやな気持ちになる。」「・・・嫌、になります。」