521 : お兄さま   2023/02/27 19:17:14 ID:7AEvE8KIAM

「ブスっとな」
「ひゃうっ!?」
笹針によって秘孔を突かれたメジロライアン。
保健室に出没した安心沢刺々美によって愛嬌たっぷりになる秘孔を突かれ、ライアンは変わった。

「ライアン先輩!この前のレースすごかったです!あの、この後良ければトレーニング見てもらえませんか?」
「うん、良いよ!最近上腕二頭筋の付き方が良くなってきてるよね。フォームが安定するからやっぱり腕の筋肉があると違うって言うか」
ライアンは生き生きと後輩と話し、トレーニングをしている。
それを陰から覗く人物が一人。
「・・・ワォ、やっぱりブスっと大成功したみたいね〜!」

それからもライアンは圧倒的な人気を誇った。
しかも笹針の効果を信じているためか、いつもより自信ありげだ。
「そうっ!腰を落として、そのままキープ!」
「はいなのです〜」
自身の記録もどんどん伸びていた。
「おおっ!またまたベスト更新なの!」
「えへへ、ありがとう」
安心沢は満足そうに何度も頷いたが。
「・・・あれ?愛嬌じゃなくてお肌つやつやの秘孔を突いちゃってたかも?」
だがメジロライアンの好調は事実だった。
「まぁ、結局自信さえあればこれくらいのポテンシャルはもともとあったって事なんだし、万事あんし〜んね!」