私はとある名家のウマ娘私にとって走る事は存在の証明楽しいか楽しくないかでなんて考えたことは無い……でも、小さい頃、社交会で退屈そうにしていた私を連れ出して、走り方を教えてくれたお兄さんあの時は走る事が楽しくて楽しくて、いつまでも走っていられた。お兄さんはとある名家のトレーナーの息子で教えも丁寧で分かりやすかった。あのお兄さんはどんなおとぎ話の王子様はよりも輝いて見えたわ。