麗衣周
古代よりウマ娘たちは走ること、競うことを好む人々が多く、またその競い合いで勝利したときには歓喜の踊りをすることで、自分の栄誉を他者に知らしめてもいた。
やがて古代人と古代ウマ娘が出会い、競うことに儀式的な意味合いが生まれるようになった頃、古代ウマ娘たちは走力によって立場を区分する求励努(ぐれいど)を決めたという。
優れた求励努のウマ娘は、その栄誉と独自性を強く周知する為に、古代人が作った見目麗しい衣服をまとって競い、舞ったと言われる。
これが麗衣周(れいす)と呼ばれ、現代のレースの語源であるというのは、エジソンがツンデレウマ娘だったことと同じぐらい有名な話である。
民明書房刊 「うまぴょいの歴史 前巻」より抜粋