35 : トレーナー君   2025/07/06 13:28:10 ID:62Jj/i4JiQ

「眼鏡は顔の一部です」なんてCMがあったが、これはまさに至言だと思う。眼鏡があるということは、顔のパーツがひとつ増えたに等しい。顔のパーツが増えるとどうなるか? 表情を表現する手段がひとつ増えるのだ。
ちょうどいい事例を示してくれたので、>>27で説明しよう。眼鏡をかけているロブロイと、かけていないロブロイ。どちらが自分の好みかというのは個人の嗜好なので、ここでは置いおこう。両者ともに、大きく見開かれた目と眉、小さく開いた口、染められた頬の表現が、驚きや戸惑い、そして羞恥を表している。この点は眼鏡の有無で変わりはない。
さあ、次に注目して欲しいのは、眼鏡ありバージョンの眼鏡だ。大きめな眼鏡が、八の字形に少し傾斜しているのが分かるだろう。この眼鏡の形状から、たとえロブロイを知らない人でも(なんて哀れな人だろう!)、このキャラクターが少し内気な性格であることや、今ちょっと困っていることを読み取れるようになっている。
お分かりだろうか? 目や眉毛は既に「驚き」を表すために使っているので、それ以外には使えない。しかし、眼鏡があれば、眼鏡の状態によってさらにもう一つ、表情を表現する手段が追加されるのだ! キャラの内面を表す方法が増える。これを偉大な発明と呼ばずしてなんとしよう!?
眼鏡があることによって、表情を表す手段が増え、さらには眼鏡をかける/はずす仕草に演出的な意味も付与できる。眼鏡は決してハンデではない。キャラをより深く表現するための追加武装なのである。