お待たせしました なのだ!
タンポポ(1985)
この作品は奥深いのだ。コメディ映画というカテゴリ指定されているのだが実質上潰れかけたラーメン屋の立て直しを描いているのだ。この時代はまだ専門業が発展していなくて手探りで探求していた時代なのだ・・・・故に終盤における店舗のリフォームは手作業で行われているのだ。
見所の1つはラーメンの見せ方なのだ。冒頭でオープニングの後に食べ歩き40年の老師にラーメンの食べ方を伝授される場面があるのだが、これがもう80年代の映画なのにメチャクチャ美味しそうなのだ。今の家系や二郎系みたいなこってりで具だくさんなのもいいけど、昔ながらの最低限の具を乗せたシンプルさは垂涎なのだ。正直なところ食べ方は人それぞれなんだけど、この人の見せ方は別格なのだ。
他にも作り方の伝授・・・・例えば湯切りや盛りつけを教える場面や乱闘など洋画と違って簡素なのに思わず見入ってしまう出来なのだ。何よりも今と違って本物の役者を起用しているから伝わる空気が違うのだ。今だと絶対こうはならないのだ。
ちなみに、80年代の邦画でありながら1度だけ金曜ロードショー・・・・2000年代初頭に放送されているのだ。ある意味意外な話なのだ。金ローなんて基本は日テレの宣伝につながる奴しかやらないに・・・・と感じてしまうのだ。
さて、ビリーブが穿いてるパンツはより一層際立つ灰色なのだ。シミ1つない上物なのだ!