お待たせなのだ!
ホット・ショット(1991)
空戦映画では指折りの名作であるトップガンのパロディ映画なのだ。元ネタに倣った場面が悉くお笑いでもみ消される様は見ていて異常なのだ。まず主役が乗る戦闘機からしておかしいのだ。オリジナルはF-14Aトムキャットなんだけど、本編で登場するのはフォーランド ナットというイギリスの軽戦闘機で軽自動車と変わらないサイズなのだ・・・・設定はそれなりにマシマシなんだけど艦上戦闘機じゃないのに空母で車みたいに動いているから見ていておかしいのだ。更に飛んでいる時は物理法則を全て無視して正気の沙汰とは思えない場面が。そして、ラスボスというのが公開した年に話題になったサダム・フセインなのだからしゃれにならないのだ。
更に、仲間が死にそうになる場面で恋人の顔を隠すんだけど後ろにある鏡にバッチリ映るとか、飛んでいる鳥がアニメで実写から浮いているとか、撮影時に映り込んだであろうスタッフは無修正で出てくるとかやりたい放題なのだ。元ネタを知っている人にとっては笑い転げてしまう内容なのだ。
そしてエンドロールでは何故か料理のレシピが紹介されていて滑稽なのだ。ちなみに主人公の父親が死んだ原因・・・・とか主人公が父親が死ぬ原因になった仲間を軽蔑するという場面があるのだが、本編の基地への爆撃の場面もあいまって実際に観ていると〝これがトップガンマーヴェリックの元ネタか〟とざわついてしまうこと間違いないのだ。
乙名史さんの穿いているパンツはカルバンクライン製品の黒なのだ!それにしてもなんでヒトミミなのにわざわざ耳を隠しているのかな・・・・?体重が秘密扱いなのも妙にひっかかるのだ。