「あああああああああ！！！トレーナーさん！開運グッズを処分するってどういうことですか！？
開運グッズの増えすぎで、倉庫が破裂しそう！？そんなぁ！？
お願いですお願いです！どうか開運グッズにお慈悲を！
4歳の頃に私をレース中の転倒から助けてくれた穴の開いた靴下、身に着ければアイスの当たりが出そうな気がするアイスの袋、窓に吊るせばおいしいお茶を淹れられる気がする使用済みの紅茶のティーバッグ。
どれもこれも、最高の開運グッズなんですー！
……分かりました。これからトレーナーさんの家に行って、開運グッズを仕分けさせていただきます。
量を考えると、一日では終わりそうにないので、外泊届を出してきますね。
男性の家に泊まるのは危ない？トレーナーさんはシラオキ様の御使い！ノーカウントです！
あ、そうだ。ついでにお夕飯を作らせてもらいますね。
この間作ったハンバーグ、トレーナーさん好きですよね。帰りにスーパーで材料を買っていきましょう！
あああ……それにしても、処分される開運グッズのことを考えると、運気が抜けてしょぼしょぼに……
もう運気をトレーナーさんから吸い上げるしかありません……今日一日はトレーナーさんから離れませんからね……運気をすべて吸い上げるまで、このままひっついてます！」