>>9あの敗戦はルドルフの力ではない。騎手岡部の力量不足だったんだ。カツラギに文句ない雪辱をすることで、それをファンにアピールしたかった。カツラギエース、そしてミスターシービーを完璧に破ることは、ボクに手綱のとり方を教えてくれ、三冠馬騎手の栄光を与えてくれたルドルフへのお返しだと思っていた。ルドルフとボク。互いに吸収し合う最高の関係にあった、とボクは考える。ボクから彼に与えたものは、彼がボクにくれたものよりはるかに少ないかもしれない。