お互いの告白が済んでから数日、ダイイチルビーとそのトレーナーは両親に挨拶を行った。彼らも最初こそ驚いていたが、すぐに歓迎の姿勢を見せた。二人は婚約者の関係となり、卒業してから結婚することになる。
幸せオーラを放つようになった二人の戦績は、それはもうすごくすごいものであった。怪我や病気とは無縁、メンタルもいちゃつけばすぐには回復、無双無敗の紅玉が、レース場を支配してしまった。
だが、二人は止まらない。止められるものはいない。彼女たちの周辺にいれば口から砂糖が溢れること間違いなしなバカップルは、いつまでも共に駆け抜けていくだろう。
HAPPY END 1 「華麗にして至高なる二人」