「シャカールくん?これは…?」
「有り合わせのモンで作った即席ラーメンだ。最近研究に没頭し過ぎてロクに食事摂ってねぇだろ」
「いや、そんなことは…」
「さっき持ち上げた時に体重減ってんのバレてねぇと思ったか?いいからさっさと食って寝ろ。働き詰めはロジカルじゃねぇ」
「…そうか。それならお言葉に甘えて。
…ん、美味しいなこのラーメン。炒めた野菜に肉も乗っていて栄養バランスもいい。君は普段から料理を?」
「別に。ただ知り合いに重度のラーメン好きがいて付き合わされているだけだ」
「そうか。……ふふっ」
「…ンだよ」
「いや、君はいい友達に恵まれているな、と思って」
「……バーカ、そんなんじゃねェよ」