『オル……いや、オルフェーヴル』『オルで良い。その代わり、姉上の伴侶である貴様はこう呼ばせてもらおう。義兄上』『義兄上!?』『この程度でうろたえるな、義兄上。さあ、さっさと姉上のところに帰るがよい。今頃、貴様の帰りを待ち焦がれているであろう』『……いや、オルを寮まで送って行くよ』『ほう?余に逆らうか?』『ジャーニーもそうするべきって言うだろうし、それに……』「なんだ?」