清々しい晴天!「雲一つ無い天気」とはまさにこの事だろう。天候は晴、バ場も良だ。
11人が走る予定だったが、直前に1人が脚を痛めて出走を取り消したので10人での競争となった。
シュガーは1枠2番の好位置からスタート。だが「中山の坂」は厳しいぞ。果たして・・・?
発走時刻になり旗が振られ、ファンファーレが鳴る。盛り上がるスタンドを遠くに見ながら各バ順調にゲートイン。
暫しの静寂の後各バ一斉にスタート!
スプリンターズステークスは1200m。後方に居ると不利なのでシュガーは集団の中程に位置を取る。先頭から数えると5番手。
スタート地点から約275mは下り坂が続き、体力の消耗は少なめ。最終コーナー手前でシュガーは1人抜いて4番手に位置を上げた。
そして最終コーナーを周ってあの「中山の坂」が待ち構える。約2.4mの高低差をたった300mで駆け上がるのだ。
ここでシュガーがその「怪物ぶり」を遺憾なく発揮する。
「中山の坂」でシュガーの前3人が疲れで次々スローダウンする中、持ち前の強力な心肺とピッチ走法で一気にごぼう抜き。
「中山の坂」を軽々と超えたシュガーは文句なしの1着でゴール板の前を通過した。
タイムは1:08.0 レコードではないが、シュガーは観客にそのパワーを十分過ぎる程見せつけたのであった。