誰にとっても美味しいものって存在しないからなぁ……
どういうふうに美味しいのかの論評があれば参考にできるが、ただ美味しいと言われても「お前の中ではそうなんだろうな」というさめた気持ちになる。
香川県に生まれてうどんが苦手というだけでひどい侮辱を受けたときもあるし、ときには命の危機を感じることもあった。
そこまでの狂気が身近にあるのがおそろしい。
元はただ苦手なだけだったうどんに憎しみを感じるようになったし、讃岐うどんを好きだというやつは全員がキチガイだというつもりで接しないといけなくなった。
自分の命を懸けて確かめるわけにはいかないからね。