「嘘ぉ、また閉じ込められちゃったぁ!」
警報が鳴り響いた直後、先ほど彼女が通ってきた階段への扉は隔壁で閉じられ、他のドアというドアがロックされた上にエレベーターもボタンが押せなくなってしまう
到着して早々の出来事に冷静さを失っていたであろう。目に付いた片端からドアノブやスイッチを動かそうと躍起になっていた、その時である
「ひぎぃっ!?」
突如として彼女に電流が走る
だがそれは比喩的な表現ではなく、文字通り。天井に設置されていたテーザーセントリーによって高圧電流を叩き込まれたのだ
(トラップ発動! テーザーセントリーだ!)
(今回は四ターンの間、行動不能に! 装備を落としてしまうため攻撃も防御も、精神力で堪えることもできないぞ!)
(ヴィブロスの防御力41→盾を落とすため、-30→防御力11)