「お、おぉー! めっちゃセレブ~!!」
そのドアは、洋館の中でも特に重要な場所―美術品の展示室へと通じていたらしく。彼女を待っていたのは色とりどりの芸術品や宝石、貴金属等々
要するに、煌びやかな『セレブ』の象徴が所狭しと並べられている場所だった
「この杖とか高そ~・・・あ、ティアラもある! はぅ・・・これ付けたら、トレっちも喜んでくれるかなぁ・・・」
展示品をうっとりと眺めながら、物思いに耽るヴィブロス。そのため、たまたま足を置いた場所にあった『何か』に気づかなかった
「ん? 『カチリ』? わぷぅっ!? けほっけほっ・・・何コレぇ・・・くらくらすりゅぅ・・・」
装置が作動し、頭上から煙色のガスが勢いよく噴射され、彼女はそれをまともに吸い込んでしまう
それがクリーチャー鎮圧のためにテーザーセントリーと合わせて設置されている噴射装置と気づいた時には、もう遅すぎた
(トラップ発動! ガス噴射装置だ!)
(エリア移動に成功するまでの間、精神力が0に!!)
(ヴィブロスの精神力74→0)