(ヘリオスの胸でひとしきり泣いて落ち着いた後、すまないと言いかけてありがとうと言う俺…)
(明日は府中へ帰るからお互いもう寝ようと促し、ゴミや空き缶を片付け、一応たづなさんやヘリトレ♀、そしてルビーに一言連絡しておこうとスマホを開き、案の定溜まっている通知にため息をつく俺……)

「………謝んのとかは明日帰ってからでいいじゃん。今お嬢と話すとまたぴえんな気持ちになるかもよ？今日はウチと寝よーよ」

(唐突に後ろからヘリオスに抱きしめられ驚くも、納得する俺…それでも同衾は固辞すると人肌を感じる方がより安心してぐっすり寝られるからと押し通される俺…)
(そのまま２人でベッドに入る俺達………ルビトレさんは頑張ってるよ、マジ花丸大吉と耳元で囁かれてつい向き合って抱きしめてしまう俺……)

>>15
そしたらヘリオスのお嬢が1人でその場所に行ってなァ ロケットランチャーをぶっ放してその部屋を木端みじんにしてもうたんじゃ

>>19
間違えた。『パーマーのお嬢』です

(抱きしめていると突然唇にキスされる俺…目を白黒させているとこれまでの天真爛漫な笑顔とも先程の真剣な顔とも違う蠱惑的な表情を浮かべるヘリオス…)

「ルビトレさん、ウチの彼ぴになろーよ♡ウチ、ルビトレさんのこと、好きだよ。初めて会った時から。お嬢のことも好きだけど…ここまでボロボロになるまでほっとくような子にはあげらんないかな」
「別にお嬢の担当降りろなんて言わないし、ウチのこと無理なら諦めるよ。でもウチはルビトレさんのことが大好きで、本気で心配してて、あのまま死んじゃってたらと思うと物凄く悲しいし怖いってことは知っててほしい」
「お嬢のこと悪く言いたくない。でも考えてみてよ。自分のトレぴが悩んで苦しんでんのに、お嬢は何してた？労ってくれた？遊んでくれた？褒めてくれた？なんもしなかったからこんなことになったんじゃないの？」
「ウチは全部してあげるよ。よくできたら褒めてあげるし、頑張ってたら労ってあげるし、悲しそうにしてたら遊んであげる。望むならえっちなことだってするよ」

(畳み掛けてくるヘリオスにダイイチルビーの担当トレーナーとして否定しなきゃと思う俺………なのにできない。ここまでの経緯を考えれば考えるほどヘリオスが正しいと思えてきてしまう)
(ダイイチルビーは可憐で、才能があって、誇り高く、責任感の強いウマ娘だ。だけど…………一個人としてはどうだ？優れているからといって付き合っていけるとは限らないのではないかという思いが浮かんでくる俺…)

おお、いいぞ

(俺の葛藤を察してか、さっきの貪るようなキスから優しいキスを何度もしてきて抱きしめてくれるヘリオス…)

「色々言ったけどさ、お嬢とルビトレさん結構相性いいと思うよ。でも所詮は仕事じゃん？お嬢とはビジネス、ウチとはリアコ。それじゃダメなん？」
「ウチのトレぴもルビトレさんが相手なら喜んでくれると思うんだよね、いいっしょ？」
「…えっちなこともしてあげるって言ったよね？ガチだよ、ほら…♡」

(俺の手を掴み、胸を揉ませてくるヘリオス……彼女は未成年だからと離れようとしてもウマ娘の力で振り払えない俺………)

「…さっきコンビニでね、鋼の意志買ったんだ。ウチなんとも思ってない奴に一緒にシャワー入ろうとか言わないし、抱きしめて一緒に寝ようとも言わないし。これで分かってくれた？」
「大好きだよ、ルビトレさん…♡お酒で酔っ払ったせいにしちゃおーよ…♡お嬢の担当やっててストレス溜まったせいにしちゃおーよ…♡全部受け止めるから………ね？しゅ・き・ぴ♡♡♡♡♡」

(お酒のせい。ストレスのせい。鋼の意志はちゃんとあるから。何より目の前の少女が求めてくれているから…………そんな甘い免罪符に限界になり、ガバッと起き上がってヘリオスを押し倒し、その手から強引に鋼の意志を奪い取った俺)

これはいいものだ。

ヘリオス大好き隊「この辺り一帯は我々が封鎖した。覚悟の決まったお嬢以外通すことは決してない」

こんな甘やかし上手に勝てるんか、お嬢……

ヘリオスのデカケツの魅力に堕ちたら戻れないぞ

>>7
(寝てから言え)

>>7
WSS(私の方が先に好きだった)では？

(百歩譲ってメイドとして雇った庶民においたをする旦那様という関係性に落ち着いてくれるならば浮気を許容する覚悟を決める私…)

(あくまでも彼の第一夫人の座は絶対に譲らない私！)

もう逃げ切られてるぞ

(次の日ヘリオスと府中に戻り、主なルビーやたづなさんにヘリトレ♀、そしてみんなに謝った俺…ヘリトレ♀が『え？あの子あんたと一緒にいたの？』という発言をしていたが特に気にしない俺…今回は初犯ということ、精神的に参っている様子だったというヘリトレ♀をはじめとする同期の報告もあって厳重注意と心身のリフレッシュ期間を兼ねた2週間の謹慎処分で許してくれた理事長…まあ減給や解雇などによって華麗なる一族から報復を受けるのを恐れてかもしれないが)
(それからは一層ルビーの指導に力を入れる俺。ただし変わったことがある、ルビーとの関係を仕事上の関係と完全に割り切ったことだ…勿論、責任感はある。でもルビーが担当を変えるかもしれないという恐怖は割り切った途端あっさりと消えた…要は入れ込みすぎていたのだ。だから周囲のプレッシャーも気にしない……だって仕事だから。ルビーに切られたらまた次の『案件』を探せばいい…それに理由はもうひとつある。それは……………)

「しゅ〜きぴっ♡おかえり〜♡今日もお仕事おつぽよ♡ウチもしゅきぴに会いたくて頑張ったよ〜♡で、どーする？ご飯にする？お風呂にする？遊ぶ？そ〜れ〜と〜も〜………もっとぎゅーってする？チューする？…おっぱい？お尻？」
「全部………」
「…お嬢となんかあったん？」
「いや、何も。でもヘリオスが嫌じゃなければ毎日全部したい…ダメか？」
「ルビトレさん………もぉ〜〜〜！嫌じゃないよ！いいに決まってんじゃん！しゅきぴ同士なんだから☆とりまご飯食べよ、んで食休みがてらトランプしてからお風呂入ってその後は………ね♡」
「うん…ヘリオス…好きだ…」
「ウチもしゅき〜〜〜♡♡♡…しゅきぴ？」
「ん？」
「………今日、大丈夫な日♡」
「っ…ヘリオス………！！」
「お風呂行こっか♡」
「…！！…！！」ｺｸｺｸ

(もう何も怖くはない。だってすぐそばに愛するウマ娘…ダイタクヘリオス、俺を優しく温かく照らしてくれる太陽がいるから)

（良い話みたいになってるけれど、認められない私…）

>>34
お嬢もだがパーマーも太陽取られてんな……

>>34
ルビトレの弱みにつけこんだのは確かだけど、弱らせたのは誰かっつぅと……

弱りきった所を一気に攻め入るのは戦略の基本だからね
>>18で一瞬外部へ意識が向いたルビトレを制してその夜の内に一気に勝利を確定させたヘリオスの作戦勝ちさ

>>36
（ちゃんと話してほしかった私…）

5年経ってフケが限界を迎えないといけないルビーにも問題がある

（これは近年稀に見る素晴らしいSSだと思う俺…）

ウチの隣ですやすや眠るしゅきぴ。大人なのに寝顔がマジきゃわたん♡にしても、ゼツリンってやつなのかさっきまでも…あの夜もめちゃくちゃうまぴょいされた。鋼の意志1箱12個入りなのに全部使っちゃうとかマジウケる。しかもデカかったし。まー、他の人の見たことないからわかんないけど。お嬢がこんなの相手にしてたらブッ壊れてただろーな。そういう意味でもお嬢にはあげらんないね☆
初めて会ったのはお嬢にトレーナーが就いたって聞いた時。お嬢と話すついでにどんな奴か見に行ってやろうと思って………一目惚れだった。お嬢を通じて話すようになってどんどん惹かれていった。でもそのうちしゅきぴはどんどん言動やオーラがぴえんになっていった。お嬢のトレーナーでいることへのプレッシャーのせいだ。

どんどんギャル語でなくなっていくのがいい

そんなある日、地方のトレセンでストレスが溜まりすぎたトレーナーが自殺したというニュースを聞いた。普段なら、まあそれなりにぴえんになるけど結局は遠く離れた場所の話、すぐにいつものようにパマちんやお嬢やズッ友、トレぴと仲良くする日常に戻っていく。だけどそのニュースを聞いてウチはしゅきぴ………ルビトレさんを思い出した。真面目で、優しくて、お嬢のことだけじゃなくウチのことにも真剣で。ウチの愛する人。そんな人が急にいなくなってしまったらウチはもう生きていけない。原因になったお嬢を恨むにも本人に悪気はないことくらい、素直になれないことくらい分かるからどうしようもない。それでウチはネットで調べてそのアプリを見つけ、隙を見てルビトレさんのスマホに落とした。画面には映らないGPSアプリだ。

位置情報を通じてルビトレさんがトレセンから真っ直ぐ家に帰ったり、はたまた泊まり込みで残業したりするのを見て安心と心配を繰り返す日々。休日の行動パターンなんかも知れたから、それを元に先回りして"たまたま"出会っちゃうなんてこともやった。運命の出会い、演出しちゃいました的な？
だけどそんな毎日は突然変わることになる。このアプリはルビトレさんが何かいつもと違う行動・いつもは行かない場所に行くとウチのウマホに通知が行くようになっている。この日はトレセンから反対方向へどんどん離れていっているという通知が来た。それだけなら電車を乗り違えたか何かだろうなで済ませたられたんだけど。

「ヘリオスさん…！私のトレーナーさんから何か連絡が来ていませんか…！？」
珍しく自分から話しかけてきたお嬢の声と表情はとても焦っていた。

（かーっ！卑しか女ばい！）

LANEの通知を確認するフリをして位置を示すアプリを見る。トレセンから電車で2時間ほど離れた浜辺で止まっていた。
……ドラマで観たことがある。人生に絶望した人が海に入り、沖に向かって歩いていきそのまま溺れ死んで………ウチの頭も心も絶望で溺れた。
お嬢が何か泣きながら巻くしたてていた。それを見て怒りが込み上げ叫び出しそうになる。
『お前が原因作ったくせに何泣いてんだよ』
「ヘリオスさん！！」
そうやって体を揺らされたことで我に帰り、冷静になれた。もしかしたらただウマホを放置して海を眺めてるだけかもしれない。仮に自殺しようとしていたとしても今から行けば間に合うかも…！
ウチは友達に連絡しとくと返事をした後、トレぴに「ちょっと急用出来たからトレーニング休むわ」とLANEを送り、"濡れていた"時の為のタオルやルビトレさんを楽しませる為のトランプやカード、財布と着替えを持って飛び出した。

既に夕陽が落ち始めている。そろそろお嬢が実家に頼んでルビトレさんを捜し始める頃だろう。でも場所を知ってるのはウチだ。情報は力ってやつ。
例の浜辺の最寄り駅に着く。
ウマホは動いていない。
改札を出て、スピード違反ギリギリで浜辺まで走る。
ウマホは動いていない。
息が切れるのも、脚に影響が出るのも気にせず走って。走って。走って。

「あ、お嬢のトレーナーさんじゃん！何？水遊び？ウチも混ぜて☆」

安心のあまり泣き出しそうになるのを必死で抑えて、ウチは元気なギャルの仮面を被った。

今度はヘリオス視点だと・・・！？

ヘリオス視点とはたまげた…素晴らし過ぎてイイねとかがないのがもどかしい…

ルビトレさんは驚いた様子でウチを見つめている。ウチは涙を堪えるようにすかさず水をかけて水遊びを始めた。ルビトレさんはあっけに取られていたけどすぐにウチに水をかけ始め、お互いビショビショになる頃には大笑いし合い、日も沈んでいた。
ウチが声をかけた直後、ルビトレさんは今にも泣き出しそうな顔をしていた。だけどそれが水遊びにより笑顔に変わった。
ウチが、変えた。ウチが彼を自分の色に染めたのだ。
心配という緊張感からの解放、走ってきた疲れ、しゅきぴに会えた幸福感。それらの要因からか、ウチはそんな発想になった。ウチは掛かっていた。
「ありがとう、ヘリオス。府中に帰って、無断で消えたことをルビーやたづなさん達に謝ることにするよ」
そうだ。もう帰ろう。今からなら引き返せる。そうしていつもの日常に戻るんだ。なのに………。
「今日はもう遅い。今から帰っても寮の門限に間に合うかどうか…ひとまずどこかに泊まろう。それでいいかな？」

———ダメだ。これもう、今日しゅきぴを手に入れるしかないじゃん。

太陽なのにジットジト！

いいねボタンは！？いいねボタンはどこにあるんですか！？奇数回連打させて！！

かーっ　逞しか女ばい！

光のヘリオスさん美しいべ……

>>54
たしかに光かもな……
ただ……光は光でも、破滅の光かもな……

最も光を背負う者が一番濃い闇の中にあるってグリフィスも言ってたしな……

今気づいたけどここのルビーは自分のことしか考えてないんだよな。一族の名に報えるようトレーニングするのも自分のため。トレーナーに愛着を寄せながらもそれを決して言葉にしないのも自分のため。トレーナーのことを思い遣った言動を一切していないししようとも思っていない。だからトレーナーが追い詰められても全く気づかない。そしてトレーナーが自分の目の前からいなくなって心配するのも自分のため。こういう所に「華麗なる一族」という選民特有の傲慢さが滲み出てる。そしてそんな考えをしてたらヘリオスに取られるのも当たり前。誰かに対して無償で何かを与えることができないルビーとそれを躊躇なくできるヘリオスとの差は歴然としている。ところで今言ったようなことをケイエスミラクルに静かな怒りがこもった語調で言われて絶望の涙を流すお嬢が見たいんですけどまだ在庫ってありますか？

>>57
なかったら無いですね

結婚式でヘリオスとルビトレが幸せそうに歩いてるのを見て、自分はトレーナーのことが大好きだとようやく気付くが何もかも手遅れな状態に絶望するダイイチルビー・・・。

鳴り響く目覚まし時計の音で目を覚ますと自分のトレーナー失踪日に戻されていた。

これはチャンスだと思いトレーナーを連れ戻そうとする・・・しかし、何故かケイエスミラクルやメジロパーマーと結婚して、自分が結婚相手になれないことに焦りを感じ始める・・・。

そして、最終的に彼女が取る行動とは・・・。

体調良くなくて亀ってた、すまん

それからのウチは自分でも掛かっているとは思えないほど狡猾だった。
海水で体がベタベタだからシャワーに入ろうという彼に対して「一緒に入る？」と揶揄い、コンビニへ寄った時はお酒をたくさん買うよう勧めつつこっそり鋼の意志を買い、彼を酔わせて本音を引き出した。
無自覚ではあったがやっぱりあの時死のうとしていたみたいだ。本当に間に合ってよかった。その後お嬢のトレーナーであることによるストレスを吐き出す。初めて大人の男の人が泣くのを見た。ウチの役目はただそれを黙って聞いてあげること。そして———。
「…釣った魚に餌あげないタイプかよお嬢。いい子でちっちゃくてきゃわたんなんだけどな〜」
聞こえるか聞こえないかの声でお嬢への不信感を植え付けること。
………ウチはお嬢が好きだ。対応は塩だけど、直向きで真面目でお人形さんのように小さくて可愛いお嬢が好きだ。だからお嬢のことは悪く言いたくないし、お嬢の性格や育った環境を考えると誰かに好意を伝えるというのが苦手なのもわかる。でも仕方ないよね。ウチはお嬢のことが好きなのと同じようにこの人が好きなんだから。やっぱり好きだっていうのは言葉や態度で示さないとわからないんだから。
お嬢、ウチはお嬢がこれからできないことをするよ。それでこの人を手に入れる。

ポロポロと泣き出すしゅきぴを優しく抱きしめる。子供の頃、怪我をしたり悪夢を見たり友達と喧嘩して泣き喚くウチをママがしてくれたみたいに優しく。こうしていると大人なのに子供みたいだ。クリーク先輩が自分のトレーナーさんを抱きしめる時はきっとこういう気分なんだろう。
あーもうウチのしゅきびきゃわわ〜〜〜♡♡♡
……そうしてしばらく泣いた後、しゅきぴは涙を拭いてごめんな、と言いかけてありがとうと言ってくれた。そして明日帰るんだから、お互いもう寝ようとゴミを片付け始める。寝かす気なんて勿論ない。なんならもう1泊させようと一瞬思ったけど流石にやめておいた。ケーサツとか呼ばれてるとめんどいしね。一通り片付けた後、彼はウマホを開いた。どうやら今の状況をとりあえずたづなさんやトレぴ、お嬢に伝えるみたいだ。
お嬢は言葉がキツい時がある。そんなお嬢に「ぴえんになって遠くへ行っちゃったけど今はヘーキだし明日帰りまーす」なんて言ったらどうなる？あの動揺ぶりからしてお嬢はキツい言葉を強い口調で浴びせる。せっかく立ち直ったのにパァだ。ここはしゅきぴもお嬢も落ち着く時間を設けよう。
立ち直ったといってもまだ完全じゃない。ウチはウマホでお嬢に電話しようとするしゅきぴを後ろから抱きしめて囁いた。
「………謝んのとかは明日帰ってからでいいじゃん。今お嬢と話すとまたぴえんな気持ちになるかもよ？今日はウチと寝よーよ」

この太陽、無敵過ぎる

>>60
最近は季節の変わり目で体調を崩しやすいのでお身体を大事にしてください

>>57
（このスレでそんなに私のことを深く言及されていないのに言い過ぎだと思う私！）

星3交換券我らが太陽にしようかな・・・

一緒に寝るというウチの案は当然却下された。当たり前か、ウチは子供でしゅきぴは大人だもんね。でも前にトレぴが言ってた蘊蓄でゴリ押した。さんきゅートレぴ☆なんか、ぎゅーってすると頭におきしとしん？っていうホルモン(焼肉なん？)が出てそれで幸せだったり安心した気持ちになるらしい。ぶっちゃけ自分でも何言ってるかわかんなかったけど、今思えばママにぎゅってしてもらえて安心するのと同じなんだってことで納得した。
ベッドに寝るしゅきぴを後ろから抱きしめて頭を撫でる。そして思いつく限りの言葉で褒めてあげる。80パーは本気で思ってること、20パーは打算だ。
何せウチはこれからお嬢の大切な人を奪うんだから。
まだぴえんな気持ちだったのか、しゅきぴはウチと向き合って抱きしめてくる。

「ちゅっ、んちゅっ…んっ……ぷはぁ……♡」
それが決行の合図だった。

レースでたくさん勝つウマ娘とその担当トレーナーっていうのは運命ともいえる相性で結ばれてるらしい。例えば家の為に働くアイネスにダービーを取らせたアイトレさんのように、実家から期待されてなかったパマちんと大逃げをきめて世間を見返したパマトレさんのように、GⅠこそ勝てなかったけどイカレたスケジュールで走って怪我一つしなかったイクノとイクトレさんのように、マクちんという輝きに引け目を感じるライアンを君が一番強いと信じ続けたライトレさんのように、一心同体なマクちんとマクトレさんのように。
「ルビトレさん、ウチの彼ぴになろーよ♡ウチ、ルビトレさんのこと、好きだよ。初めて会った時から。お嬢のことも好きだけど…ここまでボロボロになるまでほっとくような子にはあげらんないかな」
「別にお嬢の担当降りろなんて言わないし、ウチのこと無理なら諦めるよ。でもウチはルビトレさんのことが大好きで、本気で心配してて、あのまま死んじゃってたらと思うと物凄く悲しいし怖いってことは知っててほしい」
でもダイイチルビーとルビトレさんは例外だ。

こう見てるとかなり頭脳的にルビトレを堕としにきてたんだな…

『何もせずにしゅきぴを失うぐらいなら、誰が相手でもどんなことでもする』って覚悟ガンギマリだからねここのヘリオス

湿の太陽ブラックサンヘリオス

>頭におきしとしん？っていうホルモン(焼肉なん？)

ここすき

「お嬢のこと悪く言いたくない。でも考えてみてよ。自分のトレぴが悩んで苦しんでんのに、お嬢は何してた？労ってくれた？遊んでくれた？褒めてくれた？なんもしなかったからこんなことになったんじゃないの？」
お嬢のことを悪く言いたくない。白々しいよね、これから奪おうってのに。
だけどこれは事実だ。お嬢がもう少し素直になって、しゅきぴに優しくしていればここまで追い詰められなかったんだから。
「ウチは全部してあげるよ。よくできたら褒めてあげるし、頑張ってたら労ってあげるし、悲しそうにしてたら遊んであげる。望むならえっちなことだってするよ」
これも事実。ウチはこの人が好き。大好き。だからなんでもしてあげる。褒めるし、労うし、遊んであげるし、慰めるし、えっちなこともする。
案の定、しゅきぴは何か言おうと口をもごもごしてる。お嬢を庇おうとしてるのかな？優しいよね、そこも大好き。でもウチにはわかる。自分でもわかってるんでしょ？今の自分の精神状態はお嬢のせいだってこと。わかってるけど言えないんだよね。

パンツはじけとんだ

アカン……こらお嬢じゃ勝てんわ……

これは…友達の湿度さんに影響を受けたのか…？

彼女を見習ってアプローチしたらどうですか、ファルコンさん

>>76
エイシンフラッシュにドイツへ連れて行かれるファン1号

お嬢を庇いたい、でもウチの言ってることも分かる。そんな風に迷うしゅきぴの為にはきちんと逃げ道を作ってあげる。
「色々言ったけどさ、お嬢とルビトレさん結構相性いいと思うよ。でも所詮は仕事じゃん？お嬢とはビジネス、ウチとはリアコ。それじゃダメなん？」
実際、しゅきぴはお嬢のトレーナーとしては申し分ない。だからってしゅきぴ同士とかズッ友同士になれるとは限らない。だから"担当ウマ娘"はお嬢、"だいしゅきなしゅきぴ"はウチ。この関係ならしゅきぴの為になる。しゅきぴの心を癒すというお嬢にはできないことをウチがしてあげられる。
「ウチのトレぴもルビトレさんが相手なら喜んでくれると思うんだよね、いいっしょ？」
トレぴとしゅきぴはトレーナー養成校からの仲良しらしい。仲良しっていうことは信頼関係があるってことだ。だから信じ合っているトレぴがウチをしゅきぴのカノぴになることを認めてくれるって言えば、心の縛りが取れるだろう。
そしておでこ、ほっぺ、唇、鼻の先にさっきとは違う優しい軽いチューをたくさんして心を解けさせていく。トレーニングでいうストレッチやボクシングのジャブ、カラオケでまず普通のテンポの曲をいくつか歌ってからアゲアゲでぶちまけていくのと同じ。それを重ねてからウチは———。
「…えっちなこともしてあげるって言ったよね？ガチだよ、ほら…♡」
しゅきぴの手首を掴み、ウチのおっぱいを揉ませた。もう片方の手でお腹を撫でるのも忘れない。しゅきぴは離れようとしてるけどウチらウマ娘は人間よりも強いから当然離れられない。てか本当に嫌なら暴れるとか前の段階から離れようとするわけで………お酒で酔っ払ってるのもあるけど、そーゆーコトだよね♡

太陽がちょっと近づけばみんな燃やし尽くされるってわかってたのに…

見てるよ

ここまで上手く行ったら達成感と征服感凄いだろうなあ

ウチの名前、ダイタクヘリオスの"ヘリオス"は太陽の神様の名前だそうだ。
太陽はいいもの。あったかいし、晴れの日はテン上げだし、植物も育つし、お布団もいい匂いになる。
「…さっきコンビニでね、鋼の意志買ったんだ。ウチなんとも思ってない奴に一緒にシャワー入ろうとか言わないし、抱きしめて一緒に寝ようとも言わないし。これで分かってくれた？」
でもそれだけじゃない。夏に太陽が出ると暑い。場合によっては死んじゃったりもする。確かに植物を育ててくれるし、雨の日はテンション下がるけど太陽の光ばっかりで雨が降らなくちゃ植物もバテる。
太陽があることがいいことばかりじゃないように、ウチだって悪い子になる。
———例えば友達の担当トレーナーをオトすとか。
「大好きだよ、ルビトレさん…♡お酒で酔っ払ったせいにしちゃおーよ…♡お嬢の担当やっててストレス溜まったせいにしちゃおーよ…♡全部受け止めるから………ね？しゅ・き・ぴ♡♡♡♡♡」
心がぴえんな酔っ払った男の人。その人の目の前には自分を慰めて受け入れてくれるキャワいい女の子。その子とは2人きり。鋼の意志もあるしおよそなんの心配もない。そんな状況、ウチが男の人だったらきっと堕ちてる。
それはやっぱりしゅきぴも同じで———。

その日、太陽(ウチ)は好きな人の心も体も焼き尽くした………♡♡♡

やばいっす


やばいっす

太陽というよりブラックホールだよ

まだ終わらない!!そうだろ？

…これ流石にルビー視点はないよな…無いと言ってくれ…

これが黒い太陽か・・・

>>86
なんならヘリトレ♀視点すらもありえるぞ
ルビトレとは養成校時代からの縁らしいし

>>86
こういうのは寝取られる側の描写もあった方が美しいんだべ...

取られた側の描写は触れないのがNTR嫌いもいるこういう公共場のマナーなんでないでしょ
そういう描写あるのはNTRモノとして出してるコミックや同人作品ぐらい

なんなんすかね
たまらんすね

>>88
おうふ…

NTRというのか、逆NTRというのか………

次の日ウチとしゅきぴはトレセンに帰った。しゅきぴに謝られたお嬢はもう二度とこういうことはしないでください、といつもの無表情で言ってた。そういうとこなんだよなあ、お嬢…涙の痕隠しきれてないし。その後、理事長とたづなさんに呼び出されたしゅきぴはストレスを抱えてる様子だったから厳しくしないでほしいってトレぴをはじめとするしゅきぴの同期達のお願いもあって注意と2週間仕事に来ちゃダメって言われてた。
しゅきぴ、ちゃんと見てくれる仲間がいたんだね。よかった。
ストレス溜まってるのわかってたならなんで助けてあげなかったんだよお前ら。
しゅきぴもなんで1人で抱え込んじゃったの？
思いは色々あるけどまあ結ばれたしおっけ。こうしてしゅきぴがトレセンに来ない2週間、ウチがしゅきぴのお家に行って料理作ってあげたり、一緒にテレビ見たり、デートしたり、えっちしたりしてラブラブした。ウチ用の歯ブラシやカップ、普段使ってるシャンプー、私服なんかも置いちゃったりして完全に同棲じゃんこれ☆きゃー♡♡♡
そして今に至る。しゅきぴは完全にお嬢とのことを割り切れたみたいですっかり元気になった。それでもお嬢の担当をしている以上また傷つくことは有るだろう。その時はしっかり慰めてあげなきゃ。

ちょくちょく素が見えるのが怖すぎるんですが…

お嬢も少し変わった。担当トレーナーが突然いなくなったことは流石に堪えたのだろう、前よりもちょっとしゅきぴに優しくなった。
そんな光景を、今となってはもう無駄になった行為をするお嬢を見る度に罪悪感が湧く。なんか、盗っちゃったんだなって事実を改めて認識させられるっていうか。だけど後悔もしないし謝りもしない。それがお嬢へのけじめだ。
しゅきぴが一生ウチから離れられないようにすることも、しゅきぴをウチで満たし、ウチに縛りつけることも。それがウチへの縛りで、ウチの幸せ。そしていつか…インガオーホーだっけ？ウチがお嬢からしゅきぴを奪った罰もきっと下される。ウチはそれを甘んじて受け入れるしかない。
ただ一つわがままが許されるなら、"この子"には関係ないことであってほしいなあ。
「ごめんね、しゅきぴ。ウチ嘘ついちゃった」
今日は鋼の意志を付けなかった。ウチが安全日だって言ったから。だけどそれは嘘、寧ろ真逆で今日は絶対デキちゃう日。まあ安全日っていうのも絶対じゃないんだけど。
ウチ自身も理由は分からない。なんとなくしゅきぴとの赤ちゃんが欲しいって思っちゃったんだもん。その願いは叶いそうだ。しゅきぴがはあっ、はあって切なそうにウチの名前を呼んで、本気か冗談混じりか知らないけど孕め、妊娠しろって言いながらびゅーってした時なんとなくデキたってわかっちゃったから♡♡♡
妊娠したって言ったらしゅきぴはどうするだろう？嘘をついたウチを責めるだろうか？びっくりはするだろうね。でもきっと産んでほしい、3人で幸せになろうって言ってくれると信じてる。
「愛してるよ、しゅきぴ♡」
恐らく悲劇で終わるであろう幸せな毎日のことを考えながらウチは隣で眠るしゅきぴにキスをした。

以上です。
思いつきとコロ助のせいでペース遅くなっちゃったし、書いてて「これヘリオスじゃねーよな」って自分でも思いました。
楽しんでもらえたなら幸いです。
ルビー視点やヘリトレ♀視点は残念ながら書きません(思いつかない)。
またルビーとヘリオスをsageる意図は当然ありません。
お目汚し失礼しました。

…まとめてくんねえかな(小声)

とても良かった(感嘆)
明るい太陽の裏で激重なヘリオスはいずれ万能の薬になって特効薬になる

>>97
最高だったぜ！
『祈って』おこうかな…まとめられる無事を…

交換券でヘリオス貰うか…

>>97
お疲れさまでした。是非まとめられてほしいと思える、とてもいい作品でした。
しっかり休んで体調整えてください。

アプリほどでなくても余裕のある環境なら結果は違ったんだろうと思える余地のある終わり方でしたね

こういうちょっと黒いヘリオスも好きだって知れたわ
ありがとう

俺は好き｡>>1乙

素晴らしかったです！

>>97
素晴らしい作品をありがとうございました。もう辛抱たまらなくなったので勝手に三次創作を作らせていただきました。よろしければ一読下さい。

（ヘリオスさんと一緒に戻ってきてから学園に戻ってきてから急に吹っ切れたように不安定さがなくなって器量が大きくなったトレーナーさんが誇らしい私…）
（あんなことがあったからトレーナーさんに対する少し態度を柔らかくした私…あわよくばこれでトレーナーさんとの関係が進めばいいと思う私…）
（そんなある日トレーナーさんが今度はヘリオスさんと共にトレセン学園から姿を消してしまい激しく動揺しながらも二人を探させる私…）
（そうして居場所が発覚した二人の元に駆けつけようとした私の前に立ちはだかるミラクルさん…）
（そこをどいて欲しいと私が懇願してもこちらを睨みながら一歩もそこを動かないミラクルさん…）
（そうするうちにトレーナーさんとヘリオスさんが恋愛関係にあること、ヘリオスさんがトレーナーさんとの子どもを身籠っていることを打ち明けられ、驚愕する私…）
（ミラクルさんに友達の幸せを壊させたりはしないと宣言され、トレーナーさんがヘリオスさんに取られた絶望と権力に任せてトレーナーさんの幸せを奪おうとしていたことに対する罪悪感で思わずその場にへたり込み涙を流す私…）
（一族のプライドに囚われるあまり自分の気持ちが伝わらないどころかトレーナーさんの気持ちも理解できなかったことを死ぬほど後悔する私…）
（これからはトレーナーさんとヘリオスさんに余計な干渉はせず、自由に生きてもらうことでトレーナーさんへのせめてもの償いをしようと思う私…）

（それから数年後、レースを引退して名実ともにダイイチ家の代表としての道のりを歩み始めた私…）
（立場上次々とやってくる縁談を悉く断る私…）
（かつて私のことを一番に理解しようとしてくれたトレーナーさんを手放してしまった心の傷がいまだに癒えない私…）
（それでもどこかにいるはずのトレーナーさんが元気で幸せに生きてくれていることを心から願っている私…）
（そんなある時卒業以来顔を合わせていないミラクルさんから突然電話が来て驚きながらもそこはかとない不安に襲われる私…）
（電話を取るとトレーナーさんとヘリオスさんが交通事故に遭ったことを知らされ言葉を失う私…）
（取るものも取り敢えずミラクルさんから教えられた病院に直行する私…）
（病院に駆けつけると私が到着する直前に二人は亡くなってしまったことを伝えられ、人目も憚らず号泣する私…）
（しかし一方で事故の時一緒にいたトレーナーさんとヘリオスさんの3歳になる子どもは一命を取り留めたことを知る私…）
（ミラクルさんに必死で頭を下げその子どもを引き取らせて欲しいと懇願する私…）
（初めは難色を示していたものの私が子どもを万全な環境で育てられることと誠意を持って子どもの面倒をみることを理解してくれて私に子どもを任せてくれたミラクルさん…）
（子どもを預かることを許してくれたミラクルさんに感謝しつつこの子が健全で不自由なく生きられるようにしようと決心する私…）
（そのためには自分自身の身を固めようとそれまでと打って変わって某財閥の子息と結婚しその人との間にウマ娘をもうけた私…)

>>106

厳しいこと言うようで申し訳ないが、俺は正直蛇足だと思う。
触発される気持ちもわかるしチャレンジ精神は汲むけど、1がきれいにまとめて完結させてくれてるわけだし。
SS書くなら他人のふんどしで相撲を取るんじゃなくて、別スレ立ててゼロから頑張ってほしい。

>>108
すみません。

ルビー(取られ側)わざわざ書く必要あるか？？そういうのはNTRられが好きなコミュでやるべきじゃね？

二次ネタ突っ込んだ乗っ取りは印象悪いからやめた方が無難だよ

>>111
そうします。別スレ立てました。

あああ、光のヘリオスさんしゅきぴだべ・・・
>>ストレス溜まってるのわかってたならなんで助けてあげなかったんだよお前ら。
ここほんとすき

ただのノリとバイブスで生きてるパリピじゃなくて思慮深い一面があるヘリオスは非常に良い

これは傑作ですよ…
時折漏れる怒気でドキドキしましたわ

トレぴを好き好き感が凄いあって好きだな
好きだから自分が幸せにするって感じで｡多分これでルビーがトレぴをちゃんと幸せに出来るのならヘリオスは身を引いてたんだろうな

なおヘリオスのカップE アイネスと同等